サンデーサイエンス系の筆頭格で日本競馬界を席巻する血統です。
サンデーサイエンス系の中でもディープ系として分類されています。
ここではそのディープインパクト産駒の特徴を整理していきたいと思います。
ディープインパクトとは
サンデーサイエンスを父に持つ馬で2002年に生まれました。
2004年に阪神競馬場でデビューし、 2005年にはクラシック三冠を達成する偉業を成し遂げました。その後有馬記念でハーツクライに敗北するまで連勝を7に伸ばすなど日本では敵なしといった印象で2006年の有馬記念を最後に引退しました。
種牡馬になってからは子供たちが華やかしい成績を修めており、リーディングでも1位を獲得し続けましたが2019年に旅立ちました。今後ディープインパクトの子供たちからさらに次の世代へと引き継がれ、活躍していくことに期待です。
ディープインパクト産駒の代表馬
コントレイル
グランアレグリア
ダノンプレミアム
アルアイン
エイシンヒカリ
マリアライト
キズナ
ディープインパクト産駒の特徴
時期
ディープインパクト産駒は早い時期に仕上がることが多く、新馬戦での勝ち上がりや、その後の3歳のクラシックまで活躍する傾向が強いです。そのためその後の成長力という面では振るわない部分があり、古馬になってから劇的な成長を遂げる馬はあまりいません。狙うにしてもレースでの消耗が少ない戦績の浅い馬を狙っていくのポイントになりそうです。
コース別特徴
短距離から長距離まで幅広いが距離で結果を出しているため苦手なコースというのはほとんどないと言ってもいいかもしれません。特に成績がいいのは1400から2400mの芝コースで、1200mなどの短い距離で成績を落とす傾向にはありますが、有力馬があまりそのレースを使わないことなど、様々な要因がありますので単なるその馬の実力によるものと言っていいかもしれません。
そのため力のある馬が長距離を選んだり、短距離に挑戦してきた場合ディープインパクト産駒は成績が悪いというだけで軽視するのは危険です。
芝での成績が良く特に時計の出る馬場での強さは圧倒的です。
ダートは芝と比べると成績が落ちますが絶望的というわけではなく、それなりには走ります。
道悪も成績を見るとあまり苦にしていませんがダートでは道悪での成績が悪くなる傾向があり、単勝では良馬場が狙い目です。
条件 | 成績 | 詳細 |
---|---|---|
芝 | ◎ | 芝1400から2000m |
ダート | △ | 悪くはないが芝より成績ダウン |
道悪 | ◯ | 芝では成績に変化なし、ダートでは成績が落ちる |
競馬場としては瞬発力の活かしきれる直線が長いコースが得意な傾向にありますが、どこでも一定以上の成績を残しています。
しかし、函館や福島では戦績を落とす傾向にありますので全幅の信頼は置けなさそうです。
条件 | 成績 | 詳細 |
---|---|---|
函館 | △ | 直線が短く弾けづらい |
福島 | △ | パワーがいる馬場になりやすく時計がかかりやすい |
その他 | ◎ | 札幌や京都などで平均的に良い成績を残しています。 |
馬体重
馬体重が重く馬格のある馬で成績が上がる傾向にあります。
逆を言えば馬体重がない小柄な馬の成績が落ちていて420kg未満の馬などで成績が振るわない傾向にあります。
これは瞬発力とも関連があり、ディープインパクト特有の力を出すにはそれ相応の筋力が求められているのかもしれません。
条件 | 成績 | 詳細 |
---|---|---|
420kg未満 | △ | 勝率も一桁台に落ちるなど不振です。 |
460kg以上 | ◯ | ここからは馬格があるほど有利で勝率が上がっています。 |
まとめ
ここまでのポイントをおさらいします。
- 早熟なため仕上がり時期は早く、古馬では成長が乏しい
- 芝1400mから2400mが成績としては一番良い
- 函館や福島競馬場で不振傾向
- 馬体重は重く馬格がある馬が良い
いかがでしたか。以上ディープインパクト産駒特徴のまとめでした